極私的Game of The Year 2019

地べたに這いずり回って泥水をすすり、何度も割を食いまくった去年に比べると、幸い今年はそこまで悪くない。何より開発のリードを担当したタイトルが1本リリースされ、お客さんからの評価も上々、売り上げも想定より大分好調、というのは素直に喜びたい。

業界的には、本格的に導入され始めたサブスクリプションサービスの台頭が印象として特に大きかった。EA Access PremiereとApple Arcade、Xbox Game Passをそれぞれお試しで加入してみたが、お得感も利便性も相当なもの。ここ数年で良いゲームを作るスタジオを怒濤のように傘下に収め、新作を初日からXBPで配信する本気度のMicrosoftは特にすごい。いち開発者として、DLCを含めた追加の少額課金の更なる重要性など、ゲームの「売り方」を考え直さないといけないだろうな、と強く感じた。

今年プレイしたゲームは以下。

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お前は償うべきことが多過ぎる – Shadows of Doubt (in progress)

Shadows of Doubt ( ColePowered Games Ltd. TBA)

最近開発中のタイトルを見て「おっ」と思ってもすぐ忘れてしまう己の老化を自覚しているのでメモをする。そう、俺はレナード・シェルビーだ。

先日見かけたColePowerd Gamesが開発中のタイトル『Shadows of Doubt』は完全にシミュレートされた「ネオノワール」な都市を舞台にした探偵ステルスゲーム、との事。

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The New-Old Schooler – バイオハザード RE:2

BIOHAZARD RE:2 (Capcom 2019)

Anthem(注:購入は1月下旬)までの「繋ぎ」として軽い気持ちで買ってみたのだけど、さすがメディア・消費者共に高評価なだけあって、思いのほか良くできていて驚く。旧作も遊んでいたんだけど、今作をプレイして、改めてゲームの作りとしてかなり手堅い&効率的なまとめ方に感心する。

前作(?)の『バイオハザード7』の新しい試みだったPOV方式から一転、ここ10年のベーシックなTPS方式に戻し、ベースの『バイオ2』の持つアクション性(主に「逃げ」の要素)に最適化。とはいえシューターに寄りすぎて失敗してきた過去作の同じ轍は踏まない調整も同時に行っているのが上手い。具体的にはゾンビが鬼のように固く、いくらヘッドショットを狙ってもそう簡単に死なない点。旧作にあった、「怯ませる / 誘って体勢をずらして切り抜ける」体験が自由なTPSと両立できているのがすごい。これは基本的にフィールドが狭い・窮屈な事も功を奏していると思う。

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極私的Game of The Year 2018

正直、マジで、本当に、今年は”ツイてない”としかいいようのない一年だった。

プライベートでは怪我やら内臓やらに異常が連発するし、10月からつい先日までずっと風邪というか体調不良が続くという状態。一年のうち1/4くらいが微妙なコンディション。さらに仕事もなんとも不運というか巡りが悪く、割を食うことが何度もあって、潜伏期間というか低空飛行というか、個人的には燻り続けていたパッとしない年だった。

一方(?)ゲーム業界はここ数年ずっと好調。あれだけ死に体だった国内コンソール市場も本格的に復活の兆しを見せてきているように感じる。「任天堂以外」のゲームが世界で何本もちゃんと売れている、という事実がそれの証左だと思う。

今年プレイしたゲームは以下。前述のような理由で、国内外関係なく良質なタイトルのリリースが大量であっても、自分がそんな調子だったので今年は例年と比べてプレイした本数は相当減った。

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しおさいの星 – No Man’s Sky, Next Update

 

No Man’s Sky (Hello Games 2016)

Next Updateが適用されてから、就寝前になんとなく延々とやり続けている。
別に感動的なドラマがあるわけでも、別のプレイヤーとの一期一会がある訳ではないんだけど、プレイしながら、―馬鹿みたいだと思うだろうけど―常に薄っすらと感動している。

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