Bastion Original Soundtrack

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Xbox360,2011年夏のXBLAキャンペーン「Summer of Arcade 2011」のタイトルのひとつ「Bastion」のサウンドトラックがbandcampで発売中($10)。

「Bastion」はクォータービューのシングルプレイアクション。手書きのオブジェクトで構成された美しいフィールドのアートワークと、バラバラと地形のオブジェクトが組み上がる幻想的な演出、ストーリーテリングが全て”語り手”のナレーションベースで展開する雰囲気が特徴的。

それらアートワークまわりの仕事の丁寧さと同様に、アクション部分もシンプルながらとても良い触り心地で、僕にしては珍しく、一日ぶっ通しでワンスルー。デビュー作にしてこの作りのソツなさ、デベロッパのSuper Giant Gamesの今後には個人的に注目したい。

さて、サウンドトラックの話。「Bastion」のコンポーザーはDarren Korb。開発元のSupergiant Gamesのコンポーザーであり、またバンド「Audiofiction」「Furly」のメンバーでもある。テレビや映画音楽も手がけているようで、音楽家としてはなかなかの売れっ子みたい。

で、曲はというと、”東欧系の民族音楽×ブリストル”的な、とてもカッコ良い仕上がり。アコースティック・フロンティア・トリップホップ(開発会社弁)。昨今のビデオゲームミュージックのサウンドトラックの中でも特にお気に入りの一枚。

ところで、このサウンドトラックを初めて聴いた時、僕はなぜか、鬼太郎の名ライバル、吸血鬼エリート(a.k.a 霧の中のジョニー, 吸血鬼チャランポラン)のこのシーンを思い浮かべてしまったのだった。

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「たまげた… ゴーゴーだ!」

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Xbox Live 1400 マイクロソフト ポイント カード【プリペイドカード】

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iphone App「Flying Hamster」のBGMがちょっとご馳走

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PSP/iPhone/iPad用アプリとしてリリースされている、カジュアル系横STG「Flying Hamster」のサントラを$3.99で購入。

ゲームの見た目的にはこんな感じ。


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上記の通り、この「Flying Hamster」、ゲームそのものは何の変哲もない、低難易度&かわいい絵柄のキッズ向けSTGなんだけど、BGMがちょっとスゴい。ゲームのキュートさを無視するような、往年のシューターが泣いて喜ぶレベルのド直球90’sプログレVGMなんだもの。

ベタなプログレサウンドと、恥ずかしくなっちゃうくらいのちょいダサ&熱さがもうご馳走。チャカチャカ軽いスネアとか、途中のやたら長いギターソロとか、もう最高。いわゆる”ゲームミュージック”好きの人に超オススメ。ちょっと柏木るざりん的な軽快さもあって個人的には好きな感じ。

サウンドトラックはbandcamp.comにてデジタルリリース中で、21曲+カバーアート付きで$3.99。クレジットカードまたはPaypalで購入可能で、価格的にも内容的にも十分お得。

ただ全編ひたすらテンションが高い曲が続くので、アルバムとして通しで聴くと、つ、疲れる…。

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American Football「American Football」

American Football

American Football

4歳年下の弟から、入籍したとの知らせを受けた。

僕達はそれほど仲の良い兄弟でもないけれど、実家に帰った時は地元のヒップホップシーンの話や、サッカーの話、僕が作ったゲームの話などをする。

子供の頃はよくケンカをしていて父親に殴られたりもした。「ドラクエ5のセーブデータ消えた事件」「ザリガニ釣り竿大破事件」「ロックマンX2勝手に売っ払い事件」。殴り合いになったケンカは沢山ある。それでも、近所のいじめっ子に弟が泣かされた時は本気で頭に来たし、ソイツを思いっきりぶん殴った時の事は今でも良く覚えている。

僕はもう地元の横浜に帰って根を張ることは無いだろうし、弟と会うことも今のように年に数えるくらいだろうとも思う。そんな近くもなく、遠くもない関係性の僕達だけど、今はとても嬉しいし、少し寂しい。

幸せになって欲しいと心から思う。

American Football – “Stay Home”


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Treepeople「Something Vicious for Tomorrow」

Something Vicious for Tomorrow

Something Vicious for Tomorrow

88-94年に活動していた、Built to spillのダグ・マートッシュと、Stuntmanのメンバーが所属していたことで有名なシアトルのパンクバンドの2枚目。

Treepeopleはヘロヘロなリフとドカドカ重めに刻むビート、人を食ったような展開など、普通のパンクバンドとはちょっと違う風情を持っていて、Built to spill直系(時系列逆だけど)のミドルエモっぽい曲からド直球ハードコアまで、作る曲の幅広さも最高に好きだった。

このアルバムの#1″Liquid Boy”、#7″Funnelhead”は本当に最高な、失神クラスの名曲。

震災以後、普通に暮らしているようでも、やっぱりそんな事はあり得ないわけで、市井の人間の生活レベルで憂鬱になることが本当に多くある。それでも明るい出来事を挙げるならば、あれ以降、僕が住んでいるマンションからは人がボコスカ引っ越して、僕の隣2部屋が空き室になった。そのおかげで、真夜中でも爆音でTreepeopleが聴けるのは本当に最高だ。

“Liquid Boy”


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“Funnelhead”


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