NDS「Monster Tale」クリア

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2011.03.22に発売されたNDS用2Dプラットフォーマー「Monster Tale」(日本未発売)をクリア。僕がその選球眼とセンスを個人的に非常に信頼しているゲームブログ「Brainy Gamer」*1でかなり評価されていたので買ってみたけど、確かにこれは面白かった。

ゲームは「メトロイド」や”月下の夜想曲”以降の探索型プラットフォーマーを基本とし、そこにペットの育成/成長要素をプラスした独特の作り。

開発はDreamRift、販売はMajesco。デベロッパのDreamRift社はこれがデビュー作の新進の会社らしい。

上下二画面の使い方

基本となる上画面では、プレイヤーキャラ”Ellie”を操作してマップを探索。下画面はペットの”Chomp”だけが住めるサンクチュアリとなっていて、ペットに与える食べ物、玩具、道具などを解析したり、ペットの体力回復ができる。ペットはいつでも上下の画面を行き来させることが可能で、バトルに参加させたいときは上画面へ呼び出せば、アクションを指示して攻撃できたり、勝手に闘ってくれたりする。ただしペットは上画面に滞在している間、徐々に体力が減少していくため、時々下画面で休息させる必要がある。また、先述したようにペットに与えるアイテムは全て下画面に格納され、それぞれの摂取に一定の時間がかかるため、上下画面への移動マネジメントが必要になる、という作り。

基本ゲームプレイ

探索型プラットフォーマーの持つ難点として、「同じルートを何度も行き来するダルさ、不毛さ」がある。この「Monster Tale」はその不毛さを、ペット育成をプラスすることによって何でもないザコとの繰り返すバトルに一定の意味を持たせる事ができている。いわゆる”お使い”の途中でも、積極的にバトルを挑んでアイテムドロップに期待したり、ペットに闘わせて育成させたり、何かしらのモチベーションは保てている点はとても評価できる。

ペットは樹形図的な分岐で多才に進化。およそトータルで30種以上の進化パターンがあると思う。それぞれの進化パターンには、個別の必殺技が用意されていて、マスターすれば別の進化形態でも使用できるようになる。火<水<木(光・闇)といった属性もあり、敵の行動や属性に合わせた進化パターンと技の構成をビルドしていくとバトルがグッと楽になる。

アクションは非常に骨太。空中コンボによるオーバーキルとコンボによって得られる報酬がどんどん増えて行ったり、ペットの必殺技も多彩なので遊び甲斐はかなりある。そして登場するボスキャラとのバトルはどれもしっかりしたアイデアと構成、演出がなされており、90年代の良質なプラットフォーマーの芳醇な香りすら感じさせる。

また、ドット画は非常に丁寧、アニメーションも多才で小気味良い。BGMもそれぞれのステージに良くマッチしていて、かなりレベルが高かった。

レベルデザインの拙さ目立つ

逆に残念だったのは、探索型プラットフォーマーとしては冗長すぎる点。能力やゲーム進行によって行ける場所が徐々に増えていくのが特徴的なこのジャンルだが、その開通できるポイントとアンロック条件が満たされる場所があまりにも遠い場合が多く、ペットの育成で間を持たせられるとしても、もう少し巧く構成できたはず。

また、アンロック条件としてプレイヤーキャラが覚えていく能力がある地点から完全に水増しになってしまう点も残念。たとえば”チャージショット”を覚えた後に、”ジャンプチャージショット”を覚える、というような物がやや多く、無理矢理小刻みにルートを解放しているように感じた。

モンスターの立ち上がり後1フレームでの反撃など、アクション/バトルの仕様でも細かい点で惜しい、と思える事があった。子供向けにしては少し難易度が高いかも。

…と、惜しい点はそこそこあるけど、ゲーム全体としては十分及第点の佳作だった。特に”手触りのよさ”はかなり高い。DreamRiftの今後は期待したい。

余談だが、ゲームをプレイ中ずっと、ペットの額あたりのデザインを見るたび漫画「うずまき」の黒谷さんを思い出してホホホホしてしまっていたのと、このゲーム最後の最後の大サプライズ「主人公は女の子だった」には本気で鼻水が出たことを付け加えておく。


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