Innocence from 「GTA: San Andreas」

Grand Theft Auto: San Andreas (Limited Edition) UK (輸入版)

Grand Theft Auto: San Andreas (Limited Edition) UK (輸入版)

Don't Be Cruel

Don’t Be Cruel

今はもうそんな事はなくなってしまったけど、15年くらい昔、毎年夏になると、家族全員で祖母の住む茨城に遊びに行くのが決まりだった。

帰省ラッシュを避けるため、朝の3時頃、僕ら兄弟はたたき起こされて、半分眠ったまま母親の作ったおにぎりを食べて車に乗り、父親は缶コーヒーを飲みながらまだ真っ暗な横浜を進む。夜中の3時に車の少ない高速を走っていくその感じと、目に入ってくる普段見ない街の表情は、僕ら兄弟をワクワクさせた。

父は当時、ニュージャックスウィングがお気に入りで、自分だけのmixテープを作ってよく流していた。窓の外で定期的に流れる高速道路の灯りをぼんやり眺めながら、久保田利伸やGuy、Bobby Brownを耳にしたのを今でもよく覚えている。

その後しばらくして、僕が実家を出て一人暮らしを始めたり、父親の仕事が忙しくなったり、いくつかの理由があって、僕たち家族はいつのまにか一緒に帰省することはなくなってしまった。

それから十数年ぶりに、カーラジオから流れてきたBobby Brownの”Don’t Be Cruel”を耳にした。でもそれは「GTA: San Andreas」の中の話。

真夜中の海岸線を、フラッシュバックした思い出と一緒に200kmオーバーで走り抜ける。連続した灯と、炎上したタンクローリー。PAの駐車場で聞こえてくる男達の猥談と、バーガーショップ前で逃げ惑う人の悲鳴。やけに澄んで聞こえるパトカーのサイレン。

僕が未だにPS2を引っ張り出して、このゲームを遊んでしまうのは、たぶんこういう理由だ。


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阿迦手観屋夢之助のサイン

http://www.tomorege.com/magical_voice/img/kaidan/sain_soft_usa.jpg

(via まじかるぼいす)

「オリジン弁当の二階」「会社公式サイトの手作り感がすごい」等で有名なカルチャーブレーンの看板クリエイター”阿迦手観屋夢之助(あかでみや ゆめのすけ)”のサインを初めて見つけたので紹介*1

カルチャーブレーンのゲーム自体は、かなりの小品でイノベーティブのあまりない作品が多いけど、昨今のゲームは(僕が触った限り)丁寧な作りのものが多かった。「お洒落に恋して」シリーズなどは、ゲームのサイクル、攻略性などゲームの基本的な面白さをしっかりと抑えていて十分楽しめる一品。KOTYノミネートの「プーペガールDS2」なんかよりも遙かに志の高いゲームだよ*2


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おしゃれプリンセスDS~おしゃれに恋して

おしゃれプリンセスDS~おしゃれに恋して

*1:紹介する意味があるかどうかは聞かないこと。

*2:現在では夢之助は一線を退き、同社所属の"遠藤一夫"氏が事実上のディレクター/プロデューサーとの話を聞いたことがある。

MINIのCMと1K Project

MINI CROSSOVERのCMを観ていて、レースゲーム「Track Mania」の1k Projectを思い出した。

Mini Crossover

こちらが1K Project

1K Projectとは

1K Projectはアトラクション系レースゲーム「Track Mania」のリプレイを文字通り1000回記録し、そのデータを一気に再生した映像作品。

カメラのモーションは完全に固定されているので、ただリプレイを重ねるだけでこんなに面白い映像ができる。物理演算と3D空間を使用したゲームでなければ生み出したランダム性の美。2000年代ゲームの進化の面白さ・新規性を、ゲームプレイとはまったく別の観点から提示して見せたこのアイデアは本当に素晴らしい。

ちなみにこの1K Project、あまりに衝撃的なデビューだったのでフォロワー続出、アホみたいに増やしまくった10K Projectなんてアホなものもあったりする。

「TrackMania」そのものも、ミニ四駆よろしくバカみたいなコースをエディットして走りまくれる、スカッと爽やかな傑作。

トラックマニア ユナイテッド フォーエバー

トラックマニア ユナイテッド フォーエバー