かつてシューティングゲームを愛していた者、今でも愛する者、まずは下の動画を観てほしい。
これを観たとき、思いっきり笑ったのと同時に、ちょっと泣いてしまった。
このゲームの名前は「Heaven Variant」。テキサス州はダラス、ごく小さなインディーデベロッパZanrai Interactiveが開発中のSTGだ。開発ツールはUDKを使用し、弾や敵の視認性を二の次にした、過剰すぎるライティングや画面演出がフィロソマやアインハンダーを彷彿とさせる。
このゲームのコンセプトについては公式サイトのFAQに詳細に書かれている。”Who is this game developed for? Is this some kind of casual game or are you targeting the hardcore shmup audience?”という問いに対する答えがまた読んでいてハートを揺さぶってくれる。現在のシューティングゲーム(海外ではShmup’sと呼ばれている)の緩やかな衰退と、ニッチなユーザーしか享受できない所謂”段幕ゲー”(文中では”bullet hell”)に特化してしまったジャンルへの愛と危惧。ベテランプレイヤーのためだけではなく、新しいプレイヤーがSTGというジャンルを楽しみ、ひいてはジャンルそのものが再び活性化することを望んでいること。そのために、non bullet hellでありつつも、骨太なゲームを目指そうとしていること。
何より、動画の全てからビンッビンに匂ってくるオールドスクールSTGへの愛!滑走路の扉が開いているのに壁をブチ破る大見得!いちいちカッコつけて喋りまくる主人公!最初屋外かと思いきや、ビルの倒壊とともに空一面にエラー表示、空だったソレが全天候ドームだった的な演出!BGMごとビリビリと揺れて崩れるビル!このたった2分弱の動画だけで、開発陣がどれだけSTGを愛し、どれだけ楽しんで作っているかが目に見える。本当にコイツら最高だよ。
プログラマー:Simon Inch、アーティスト:John Etheridge、そしてディレクター:Jason Koohi。僕はこのたった三人の開発メンバーからなるチームZanrai Interactiveに、心からの敬意を表したい。リリース日はまだ未定だけれど、全力で応援していこうと思っている。
Let’s Rock!!!!!!!!!!!!!!!!!
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