最近、ちょくちょく海外で開発されているLewd Game(エロゲー)情報を漁っている。
自分は日本在住なので、国内のその手のゲーム(同人含む)について、リリースやレビュー等、比較的容易に情報入手ができる。一方、海外発のその手のシーンは(当然ながら)所謂洋ゲーメディア(doopeやAutomaton等)から無視されがちなのもあって、なかなかその動向が分からない。
なので、Lewd Gameシーンが今どんな感じで発展しているのか、とても興味が出てきたためだ。(以上長ったらしい言い訳終了)
(ここから先NSFW、いい年した大人のみ展開すること。)
で、先日、その流れでたまたま『Anthophobia』というゲームを見つけた。
ゲーム内容は”触手系”2Dプラットフォーマー。歩きまわるエネミーを銃で倒しながら進み、ゲームオーバー等、特定イベント時に触手系のエロシーンがインサートされるタイプのものらしく、プレイフィールは動画で観る限りまあお粗末な出来。ただ、その配信フォーマットが「Kimochi」という見慣れないものだったので、実際にサインアップ&インストールしてみた。
この「Kimochi」、今年の7月頃からスタートしたサービスらしい。試してみると、どうやらsteam的なマーケットプレイス+ライブラリ機能持ちのゲームプラットフォ―ムで、前述の『Anthophobia』以外にも大量のLewd Gameがラインナップに並んでいる。
Flashで作られた”イラマ”シーン再生アプリケーションから、ロックマン風プラットフォーマー、RPG、はたまたDoomクローン(スプライト書き換えでエロ化は古来よりの伝統ではある)まで。
まあ国内のエロ同人シーンと似たようなものかもしれないが、影響されたサブカルチャー的には似ていても、やはり異なる生活圏から生み出される独特のオリジナリティ・匂いというものは確実にあって、とにかく全てのゲームが最高にワクワクした。
また、ひとつ興味深かったのは各ゲームの収益構造。
普通に売りきりタイプで販売されているものはもちろん、まだ開発中のタイトルに関しては、Patreon.comを通じた毎月(またはアップデート毎に)少額ずつカンパを募りつつ完成を目指しているもが多い。ギスギスしがちなKickstarterとは対照的に、開発と受け手、マイノリティな好事家同士の良好な関係性が感じられる。
Kimochiを導入さえすれば、各タイトルのインストール、アップデートは超手軽にプレイできるので、開拓者精神あるゲーマーは遊んでみるといい。
現時点でプレイしたのは前述の『Anthophobia』とドットベースのエロシーンに気合が感じられるロックマンライクな『Future Fragments』、中文なので正直全然進めなかったが、性癖と勢いに圧倒された、自キャラ(!)が触手なRPG『SimTentacles』など。どれもクセがすごすぎてクラクラする。
個人的に、「Kimochi」がどこまで発展するのか含め、Lewd Gamesシーンは定期的に追っていきたいと思う。
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