開発の発表からかなりの間追加情報もなく、そのタイトルすら忘れ去られようとしていたB級タイトルにもかかわらず、上記の非常にウェットかつ美しいトレーラーでゲーマーのみならず映画ファンまでも虜にしたDead Island。
そんなDead Islandの日本語無修正版が、俺たちのズー様からリリースされたのでプレイ中。
いい景色!
グロ!
いい景色!
グロ!
川谷拓三!
前述のトレーラーだったり、南国+ゾンビっていう組み合わせもあって、「サイコー!」的な感想が散見されるけど、実際ゲームとしての完成度・クオリティは面白いんだけど、そこまでじゃない。NPCの顔パターンは少ないし、ゾンビとの戦闘も遠距離攻撃ができない序盤はかなり単調。特に”Thug”と呼ばれる小ボスとの戦闘は、「殴る」>「バックステップ」の、びっくりするほどユートピア!状態。*1もはやギャグ。
ただ、さすがにゾンビの部位破壊とそれに伴うモーション変化、舞台となる「バノイ島」のスカっとした心地よさは文句なしにすばらしい。遠景の書き割り感も少ないし、南国でゾンビ殺しに興ずるのは問答無用に楽しい。
また、基本的なシステムも目新しさこそないけれど、安定はしている。メインクエストをたどりつつ、周辺で連鎖的に発生するサブクエストの消化で、広いマップを徐々に踏破する流れのスマートさ。トレハン要素の高い武器ドロップ(形容詞+武器名)と、レベルとスキルツリーの概念も、この手のゲームで飽きた瞬間超ウンザリ、な雑魚戦に意味を持たせ続けることができているし。ちょい微妙ゲーの代名詞だったTechland、今回は一番いい仕事をしたんじゃあないだろうか。
ただ気になる点が二つ。動く死体であるはずのゾンビが溺死しちゃう点と、ゲームに登場する男キャラが軒並み昭和の名優そっくりなのは何故だ*2。
- 出版社/メーカー: ズー
- 発売日: 2011/10/20
- メディア: DVD-ROM
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