「Contra 4」「Shantae: Risky’s Revenge」の開発元で、僕が今いちばん愛しているゲームデベロッパ、カリフォルニア州バレンシアのWayForward Technologiesの新作DSi Ware「Mighty Milky Way」が先週購入可能になっていたので早速DLして遊んでいる。800 Nintendo Point。例によって日本国内での配信予定は無いので、日本で遊ぶには北米版DSiと北米マーケット用のポイントの用意が必要。
ゲームの概要
MMWのゲーム構造は、以前GBAでリリースされていたSkip製アクション「Orbital」をベースとした衛星の軌道投入/離脱を使った慣性移動でゴールを目指す、というもの。各レベルには触れると即死するバリケードが張り巡らされており、それに当たらないようゴールに到達すればクリア。プレイヤーが出来る事は以下。
- キャラクターの移動速度の変更(静止+3段階)
- プレイヤーキャラは惑星に着陸後時計回り移動をする性質を持っている。
- ジャンプ>空中浮遊
- ジャンプした元の惑星はダメージを受け、一定数ジャンプすると破壊される
- 惑星の創造(ペンタッチの時間の長さで惑星サイズ変更)
- 惑星の創造には消費アイテム”キャンディ”をひとつ使う。キャンディ取得数は各レベル毎に固定。
作成数が限られる、軌道投入・離脱に使用する惑星をどの場所にどのサイズで作ればクリアできるか、という点を考えると、やや「カービィボウル」的パズル要素も感じられる。接近した惑星の重力の影響もしっかり受けるので、手触りは予想以上に骨太な印象を受けた。
余談だけどゲームの主人公”Luna”はなぜかフランス語(?)を話す宇宙人*1。何かに付け流暢なフランス語をペラペラ喋るのが面白い。バリケードに触れて死ぬ時でも、2秒以上素敵なおしゃべりを繰り広げた後に飛び散るんだもの。
サウンドコンポーザーはJake Kaufman
これまでのWayFoward作品の例に漏れず、今作のサウンドコンポーザはJake Kaufman(a.k.a virt)が担当。軽快でスペーシーなchiptuneと前述したフランス語のボーカルが混ざって楽しいことこの上ない。ちなみに、タイトル曲のボーカルにはボーカロイド「巡音ルカ」を使用していることも付け加えておく(そして若干の日本語も)。
そして、「Shantae: Risky’s Revenge」同様、今作もサウンドトラックが自由価格でDL購入可能*2になっているので、是非聴いてみて欲しいところ。
安心のWayForwardクオリティ。丁寧な作りが光る一品
前作「Shantae:RR」と比べると、地味な仕様のパズルアクションだけど、心のこもったドット画アニメーションとサウンドがそれを十分に補ってくれる。主人公Lunaのビジュアルはとても可愛らしいし、Jake Kaufmanのサウンドもゲーム展開によって時にハード、時にウェットにシーンを演出する。
人によっては800ポイントは高いかも…と思うかもしれないけれど、手触りの良さは自信を持ってオススメしたい。
関連link
- Mighty Milky Way公式:WayForward – Page Not Found
- Shantae: Risky’s Revengeレビュー:ジャンプ・アタック・ラスタスクロール – DSi Ware「Shantae: Risky’s Revenge」 – Stay Gold, Ponyboy