藤子不二雄A「愛…しりそめし頃に…」

愛…しりそめし頃に…―満賀道雄の青春 (2) (Big comics special)

愛…しりそめし頃に…―満賀道雄の青春 (2) (Big comics special)

2日夜から謎の吐き気と咳に見舞われ、ほぼベッドで正月を消化していた僕ですが、さすがにくだらないテレビだけを観ていても仕方ないので、本棚からコレを引っ張りだして読んでいました。(今日は1,2巻)

マンガ家ばかりでなく、あらゆる種のクリエイターを志す全ての人が一度は読むべき崇高な経典「まんが道」。この「愛…しりそめし頃に…」はその続編です。

既に才野(Fがモデル)と満賀(A)は別室での生活を始めていて、物語は原則として作者本人である満賀を中心に展開していきます(「まんが道」よりも高い比率で)。そのため、このシリーズからはA自身の自叙伝的な要素がより強まっていて、”マンガを描く”ことを描いた「まんが道」とは若干コンセプトが異なっています。マンガを描くことの苦悩と成功、そして20代の青年が抱く将来への不安や恋など、まるで純文学を読んでいるかのような錯覚を覚える、そんなマンガです。

個人的に是非お奨めしたいのは、第2集。このあたりは、F先生がちょうどお亡くなりになられた頃で、巻末にはF先生に捧げた短編「さらば友よ」が収録されています。これがまたかなりグっとくる。コンビ解消以前から仕事場に行き来するような事は無くなれど、二人の血縁以上に深い友情というか絆というか、そんなものが静かに感じられます。藤子ファンは必読です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です