技巧+オモロ+ポップ+センスの脅威の集合体バンド、オセロケッツの2枚目。
前作「パックザケッツ」で既に十分すぎるほどのポップセンスと構成力を見せ付けていたけど、この作品ではそれにもう一回り磨きがかかった感がある。個人的には性急さと粗さのある1stアルバムのほうが好きだけど、ことアルバムとしてのトータルバランスに関しては断然こちらの方が高クオリティ*1。
中盤のトボけたノリにシフトチェンジしてから唐突に挿入される、胸を締め付けるような#7″モノクローム”のイントロにはいつもドキっとさせられる。また、後半の#13″トライアングルラブ”を聴くたび、イロモノバンドとは決して言わせない、オセロケッツの高いポテンシャルを確信させられる、純粋に「とても良い曲」。
最新作はそれまでのソニーからエイベックス傘下のウェーブマスターに移ったため、悲しいことにCCCDでのリリース。ただもうエイベックスもCCCD撤退したことだし、そろそろ新曲を出して欲しい所です。オセロケッツのファンって、実は結構いるはずで、皆待ってるはず。
*1:なんていうか、ロックバンドの1stアルバムって特別じゃないですか?
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