IGF Nuovoファイナリスト「Loop Raccord」が新しい

GameSetWatch IGF Nuovo Finalist Loop Raccord Coming To iPad Soon

今年のIndependent Games Festival:Nuovo Awardファイナリストに残った「Loop Raccord」のiPad版が出る、との記事を読んで今更ながらフリーのWindows版をダウンロードして遊んでみたのだけど、これが素晴らしいイノベーションのゲームでちょっと感激したので紹介。

どんなゲームかというと、まずは下の紹介動画を見てみましょう。

動画の”動き”を繋げて遊ぶ

簡単に言うと、「動画版ピタゴラスイッチ(a.k.a.インクレディブルマシーン)」。画面上には短くループする動画がタイル上に並べらた所からゲームがスタート。プレイヤーは開始地点からひとつずつ再生タイミングを操作し、各動画間の”動き”を連鎖させていく。画面上全ての動画の”動き”が綺麗に連鎖できたらステージクリア。これをどんどん続けていくのがこのゲームの全て。

正直なところ、Win版の「ゲーム」としての完成度はお世辞にも高いとは言えない。…んだけど、とにかくこのゲームの本質とアプローチの新しさには驚かされた。

iPad版は対戦モードもある模様。是非買って遊びたい。

操作方法

  • マウス左クリック
    • 動画の再生/一時停止(toggle)
  • マウスホイール
    • コマ送り/戻し(動画停止時のみ)
  • マウス右クリック
    • 動画の逆再生/一時停止(toggle)
  • ESC
    • ヘルプ
  • Alt+F4
    • ゲームの終了

Link

Jacob Korn「She EP」


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ドイツの若手Jacob Kornの新譜が出てたので買ってきた。一音一音がクリアに並べられた、リスニング/フロアどっちでもいける整頓された音の配置と、アブストラクトなシンセと絶え間なく鳴るハイハットが気持ち良い。

She EP

She EP

BUM「Wanna Smash Sensation」


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イギリスを代表する超人と言えばロビンマスク。ロシア(ソ連)を代表する超人と言えばウォーズマン、中国はもちろんラーメンマン。では、カナダを代表する超人と言えば…。

「ド田舎」「アメリカの庭」「カナディアンマン」。そんな舐められまくりの国カナダも、我々パンク好きにとっちゃあもう聖地。なぜならこの伝説的ウルトラスーパー最高のメロディックパンクバンドBUMを産んだ国なんだもん。

ジャンル的にはポップパンクの括りに入れられるバンドだとは思うけど、牧歌的なボーカルといい、スイートなんだけど甘ったるくないメロディックさといい、号泣モノよ。しかも93年当時でコレ。もう信じらんない。特にこの1st「Wanna Smash Sensation」に収録されている”A Promise Is A Promise”なんてもう、90年代メロディックパンクの金字塔中の金字塔。最低限これの名前だけでも覚えて帰ってください(下のMyspaceでライブ版が聴けます)。

日曜のAIR JAM 11に行けないのにパンク熱が沸々と上昇しているオッサンからのお願いよ。

Wanna Smash Sensation

Wanna Smash Sensation

LINK

Myspace : http://www.myspace.com/bumbc/

Bizarre Love Triangle – 「グランナイツヒストリー」

買いました(デッデッデデデデデデデデ)*1

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ビックリするくらい淡泊&ミニマムで、このゲームを”RPG”と言っていいのかどうか迷うほど割り切った構造と、非同期型のオンライン要素の面白さが、「低コスト」と「自社の強みを生かしたリッチな体験」をうまく両立した佳作。

バニラウェア謹製の気骨溢れるバトルモードおよびアニメーションの美しさはまったく素晴らしい出来なのだけど、すごろく移動のワールドマップ、テキストと紙芝居だけのイベント演出&シナリオ展開と、それ以外の作りは遊んでいるこっちが不安になるくらいのあっさりとしたもの。基本的にバトル(とそこへ繋がる部分)以外でのゲーム的な駆け引き・食べ応え・おもてなしサービス精神は皆無と言っていい。

だけどそれでも十分値段のぶんだけ遊べそうな予感がするのが、非同期型のオンライン要素。プレイヤーは「おっぱいの国」「杉田の国」「それ以外」の3つの国のどれかに所属し、それぞれの領土を占領するためのポイント稼ぎをバトルで貢献。プレイヤーは好きなときにバトルをこなし、好きな時にアップロード。全プレイヤーの集計によって結果が反映、という流れ。これがまあ、昭和世代のおっさん的には、昔懐かしいメールゲーム?メールRPG?を思い出してワクワクしちゃうわけで。

たぶんゲームそのものの寿命はかなり短いだろうから、発売日に買って15時間ほど遊んでいるんだけど、オンラインで出会う騎士団はまあみんな強いのなんの。僕の騎士団(デンデロデロデロデロデロデロデデ)*2が勝てた試しがない。

そうそう。唯一このゲームでムカッ腹がたったこと。ゲーム起動直後、ディレクター並びに開発スタッフを差し置いて、まっさきにプロデューサーの名前をデカデカと出すのはどうなんだ?

はしもとよしふみ、お前ちょっとマジで気持ち悪いよ!!

グランナイツヒストリー

グランナイツヒストリー

インディープラットフォーマー「Owlboy」のDemoがリリース

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SFC後期の職人芸の到達点を彷彿とさせる、きめ細かく流麗な”Handcrafting Pixel Art”とバーティカルな広がりを持った2Dプラットフォーマーとして、昨年の発表後、すぐさま「IGF2010」ファイナリスト、「Norwegian game awards」グランプリを受賞したタイトル「Owlboy」。期待される2011年中の発売に先駆け、プレイアブルDemoが公開されたので早速遊んでみた。

基本性能は”飛行”と”物を掴む”、パートナーとの連結でアビリティが変化

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主人公・Owlboy自身のアクションは以下の3つ。

  • ジャンプからの飛行
    • 飛行中は方向キーで自由に制御可能。時間制限もなし。
  • 回転アタック(近接攻撃)
  • 物を掴む
    • フィールドオブジェクトを掴む
    • パートナーを掴む

主人公がフクロウである点、またジャンルを「バーティカルプラットフォーマー」と銘打つだけあって、全方向に広がったフィールドを動き回る「飛行」は最も基本の操作ではあるんだけど、このゲームのキモとなるのはむしろ”物を掴む”方。各種ギミックの謎解きにはこの操作が起点となっている事が多い。また、このゲームの大きな特色である「パートナーを掴んで、個別のアビリティを使用する」という点でも重要。本Demoでは、パートナーはメガネのボヤッキーみたいなキャラしか登場しないが、UIを参照する限り、製品版では彼を含めて4人まで登場する模様。ちなみにボヤッキーと連携すると、全方向に弾を撃てるようになる。

随所に配置された謎解きギミックの上品さ

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Demo版で体験できるレベルは比較的シンプルだけれど、個々に設定された謎解きギミックはちゃんと”ヒントの提示”と”納得のいく解法”が出来ていて好感触。どれもが基本操作から逸脱させずに構成されていたのが良かった。後半登場するであろうパートナーのアビリティのバリエーションやフィールドギミックを駆使した、アドバンスなギミックの構成にも期待したい。

手触りの点で多少不安はあるが、期待の一本

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…という感じで、褒めてばかりいるけれど、実はちょっと触っていてピンと来なかった点があったりする。どうもOwlboyの操作感が”軽い”。

ジャンプのふわっとした手応えの軽さや、空中制御や歩行のヌルっとした慣性のかかり具合は個人的にはイマイチだった。ただ、それを補ってあまりあるアドベンチャーとしての手応えと期待値、なによりひたすら丁寧に打たれたドットの世界およびキャラクターのアニメは素晴らしいの一言。抑えめな色数と淡い色合いは、オールドスクーラーの胸を打つこと請け合い。

製品版のリリースは2011年中、プラットフォームはXbox360とPCを予定。今から製品版が楽しみです。

Link


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