voxel上の楼閣 – 「Voxatron」α版リリース


D

以前紹介した、インディーデベロッパLexaloffle Gamesの新作タイトル「Voxatron」のα版がついにリリースされた。販売形式はHumble Bundleスタイルとなっていて、言い値でタイトル及びEFF/Child’s Playへの寄付として購入できる仕組み。(タダでも入手可能)

11/2現在、まだリリースから2日しか経っていないにもかかわらず、既に販売本数は98000本、売上げは$440000を超えている。

また、平均価格を上回る額で購入すれば、オマケとして「The Binding of Isaac」と「Blocks That Matter」2本のゲーム及びそれぞれのサウンドトラックが付いてくる。

f:id:deadman:20111102133737p:image:w640

実際のゲームを遊んだ感触としては、ボクセルのビルドと破壊を利用したパズル要素も時々あるけれど、予想よりも純然たるアクションシューティング、という印象。アドベンチャーモードは、細かく区切られたレベルを順次クリアして進んでいく遊び。もうひとつのアーケードモードは、無限に沸くモンスターをひたすら倒してスコアを競うことができる。

操作体系はXBLAの「GeometryWars」を遊んだことがあれば、その操作感に近くて、全方向移動+全方向射撃+ジャンプ、という感じ。3way弾や鎧をまとって剣で攻撃、といったバリエーションはある。

f:id:deadman:20111102133743p:image:w640

このゲームももう一つの特徴であるエディットモードは、区切られた1レベルを作成して、専用サーバーにアップロードが可能。敵やオブジェクトの配置および出現はタイムラインで管理できるので、「時間差でミノタウロス出現」とか「大量モンス沸き後にボム出現」といった事もできる。

まだアルファ版なせいか、見た目的にもコンテンツの性質的にも比べられがちなMinecraftほどの深み・やり込み要素は少ないけれど、パッと見の可愛らしさと新奇性、ボクセルがボロボロこぼれ落ちる小気味よさが気に入れば楽しめる一品。

個人的には今後のアップデートで奈落や溶岩などの即死エディットができるようになることを期待。

2011/11/06追記

溶岩ゾーンの作成は[Base]設定から”Lava”選択で実装可能。各種オブジェクトの出現トリガーも、時間だけではなくモンスター全滅後やアイテムピックアップなど設定可能。細かく作ればそれなりに面白いレベル作成ができそう。

なお、プレイヤーが作成したエディットレベルは公式BBSにエディタから直接アップロードが可能。アップロードされたレベルは、ゲームから直接DLでき、いつでもプレイできる仕組みが整っている。

Link

過去記事

シャレオツ気取りを打ちのめせ「Dead Island」


D

開発の発表からかなりの間追加情報もなく、そのタイトルすら忘れ去られようとしていたB級タイトルにもかかわらず、上記の非常にウェットかつ美しいトレーラーでゲーマーのみならず映画ファンまでも虜にしたDead Island。

そんなDead Islandの日本語無修正版が、俺たちのズー様からリリースされたのでプレイ中。

f:id:deadman:20111029005150j:image:w640

いい景色!

f:id:deadman:20111029005151j:image:w640

グロ!

f:id:deadman:20111029005153j:image:w640

いい景色!

f:id:deadman:20111029005152j:image:w640

グロ!

f:id:deadman:20111029005154j:image:w640

川谷拓三!

前述のトレーラーだったり、南国+ゾンビっていう組み合わせもあって、「サイコー!」的な感想が散見されるけど、実際ゲームとしての完成度・クオリティは面白いんだけど、そこまでじゃない。NPCの顔パターンは少ないし、ゾンビとの戦闘も遠距離攻撃ができない序盤はかなり単調。特に”Thug”と呼ばれる小ボスとの戦闘は、「殴る」>「バックステップ」の、びっくりするほどユートピア!状態。*1もはやギャグ。

ただ、さすがにゾンビの部位破壊とそれに伴うモーション変化、舞台となる「バノイ島」のスカっとした心地よさは文句なしにすばらしい。遠景の書き割り感も少ないし、南国でゾンビ殺しに興ずるのは問答無用に楽しい。

また、基本的なシステムも目新しさこそないけれど、安定はしている。メインクエストをたどりつつ、周辺で連鎖的に発生するサブクエストの消化で、広いマップを徐々に踏破する流れのスマートさ。トレハン要素の高い武器ドロップ(形容詞+武器名)と、レベルとスキルツリーの概念も、この手のゲームで飽きた瞬間超ウンザリ、な雑魚戦に意味を持たせ続けることができているし。ちょい微妙ゲーの代名詞だったTechland、今回は一番いい仕事をしたんじゃあないだろうか。

ただ気になる点が二つ。動く死体であるはずのゾンビが溺死しちゃう点と、ゲームに登場する男キャラが軒並み昭和の名優そっくりなのは何故だ*2

DEAD ISLAND 日本語版

DEAD ISLAND 日本語版

*1:一応Fury発動とか爆発物で殺す、とかあるけどもったいない。

*2:上記の川谷拓三含め、加山雄三、松方弘樹…

3Dボクセルアクション「Voxatron」予約販売間近

Lexaloffle Gamesがかねてより開発中の「Voxatron」がいよいよ予約開始、との報。

Voxatronってどんなゲーム?こんなゲームです。


D


D

「3Dドットゲームヒーローズ」というゲームがあったけれど、こちらのVoxatronは更にその表現が徹底されている。(おそらく)ゲームを構成する全てがボクセルで構成され、オブジェクトはもとより、各種パーティクルも全てボクセル表現で完結。また、細かい演出周りで、ラスタスクロールやカラーパレットの色替えなど、オールドスクールな演出をボクセルで表現している所も面白い。

プレオーダーは数週間以内に開始される予定で、予約したユーザーは先行してアルファ版がプレイ可能。また、エディタである「Voxatron Editor」も同梱されるとのこと。

Link

Voxatron公式:http://www.lexaloffle.com/voxatron.php

Lexaloffle Games:http://www.lexaloffle.com/

IGF Nuovoファイナリスト「Loop Raccord」が新しい

GameSetWatch IGF Nuovo Finalist Loop Raccord Coming To iPad Soon

今年のIndependent Games Festival:Nuovo Awardファイナリストに残った「Loop Raccord」のiPad版が出る、との記事を読んで今更ながらフリーのWindows版をダウンロードして遊んでみたのだけど、これが素晴らしいイノベーションのゲームでちょっと感激したので紹介。

どんなゲームかというと、まずは下の紹介動画を見てみましょう。

動画の”動き”を繋げて遊ぶ

簡単に言うと、「動画版ピタゴラスイッチ(a.k.a.インクレディブルマシーン)」。画面上には短くループする動画がタイル上に並べらた所からゲームがスタート。プレイヤーは開始地点からひとつずつ再生タイミングを操作し、各動画間の”動き”を連鎖させていく。画面上全ての動画の”動き”が綺麗に連鎖できたらステージクリア。これをどんどん続けていくのがこのゲームの全て。

正直なところ、Win版の「ゲーム」としての完成度はお世辞にも高いとは言えない。…んだけど、とにかくこのゲームの本質とアプローチの新しさには驚かされた。

iPad版は対戦モードもある模様。是非買って遊びたい。

操作方法

  • マウス左クリック
    • 動画の再生/一時停止(toggle)
  • マウスホイール
    • コマ送り/戻し(動画停止時のみ)
  • マウス右クリック
    • 動画の逆再生/一時停止(toggle)
  • ESC
    • ヘルプ
  • Alt+F4
    • ゲームの終了

Link

Bizarre Love Triangle – 「グランナイツヒストリー」

買いました(デッデッデデデデデデデデ)*1

f:id:deadman:20110907015225p:image

ビックリするくらい淡泊&ミニマムで、このゲームを”RPG”と言っていいのかどうか迷うほど割り切った構造と、非同期型のオンライン要素の面白さが、「低コスト」と「自社の強みを生かしたリッチな体験」をうまく両立した佳作。

バニラウェア謹製の気骨溢れるバトルモードおよびアニメーションの美しさはまったく素晴らしい出来なのだけど、すごろく移動のワールドマップ、テキストと紙芝居だけのイベント演出&シナリオ展開と、それ以外の作りは遊んでいるこっちが不安になるくらいのあっさりとしたもの。基本的にバトル(とそこへ繋がる部分)以外でのゲーム的な駆け引き・食べ応え・おもてなしサービス精神は皆無と言っていい。

だけどそれでも十分値段のぶんだけ遊べそうな予感がするのが、非同期型のオンライン要素。プレイヤーは「おっぱいの国」「杉田の国」「それ以外」の3つの国のどれかに所属し、それぞれの領土を占領するためのポイント稼ぎをバトルで貢献。プレイヤーは好きなときにバトルをこなし、好きな時にアップロード。全プレイヤーの集計によって結果が反映、という流れ。これがまあ、昭和世代のおっさん的には、昔懐かしいメールゲーム?メールRPG?を思い出してワクワクしちゃうわけで。

たぶんゲームそのものの寿命はかなり短いだろうから、発売日に買って15時間ほど遊んでいるんだけど、オンラインで出会う騎士団はまあみんな強いのなんの。僕の騎士団(デンデロデロデロデロデロデロデデ)*2が勝てた試しがない。

そうそう。唯一このゲームでムカッ腹がたったこと。ゲーム起動直後、ディレクター並びに開発スタッフを差し置いて、まっさきにプロデューサーの名前をデカデカと出すのはどうなんだ?

はしもとよしふみ、お前ちょっとマジで気持ち悪いよ!!

グランナイツヒストリー

グランナイツヒストリー