浅草キッド「お笑い男の星座2」

お笑い 男の星座2 私情最強編 (文春文庫)

お笑い 男の星座2 私情最強編 (文春文庫)

弱音を吐きそうになると、思い出したようにこの本の「江頭グランブルー」の章を読み返し、「浅ヤン」DVDでエガちゃんの雄姿を目に焼き付ける。すると、忙しいとかキツいとかっていう気分が吹っ飛ぶ。

そういえば、事あるごとに「現時点のキッドの最高傑作だ」と周囲に吹き込んでいたら、同僚が今日、「買ったよ最高」とテンション高めに話しかけてきた。

なので、明日、浅ヤンのDVDを貸すつもりだ。

◇江頭グランブルー・ファイナル:http://www.nicovideo.jp/watch/sm13234

件の動画。なぜあの江頭がカメラの前でここまで人目をはばからず号泣しているのか。浅草キッドまでが涙声なのか。答えは本の中にある。読んだ後に、このシーンを観ることは、「一流の絵画を観る」とか「旅行をする」事と同じように心を豊かにさせる。実際僕はこの後、仕事に対する思想が大きく変わった。

ブルーノ・ボツェット「ネオ・ファンタジア」

ネオ・ファンタジア [DVD]

ネオ・ファンタジア [DVD]

日曜(↓)にあんなデカいこと言っておきながら、昨日は風邪で会社を休むという、僕のダメ人間っぷりに驚愕。

無性に情けな~い気分になっていたので、買ったまま全然観れていなかったブルーノ・ボツェットのDVDを観て、明日への糧としていました。ちなみに、「ネオ・ファンタジア」がどんな映画かは、下記を参照してください。

やはり何度観てもラヴェル「ボレロ」の短編が一番好き。コーラの一滴がアメーバ>サカナ>恐竜..と、ガンガン進化していく過程がたまらなくワクワクするのと、パズルのように展開していく画面構成に目を奪われる!

フィギュア欲しいなー。これの。

ショーン・オブ・ザ・デッド

先週は仕事が微妙にというか、かなりというか、大変な事になってしまって、その上その「大変な事」は最後まで続くであろう事が解ってしまったピンチな一週間だった。

しかし「ピンチはチャンス」とはよく言ったもので、実際僕のキャリア上、この状況を乗り越える事が出来ればかなりのプラスになるとも言える。あんまり手放しで喜べる状況じゃないんだけど、そういった意味もあり、なんともいえない妙な気分が今も続いている。

「ショーン・オブ・ザ・デッド」の主人公達も今の僕のように、”ロンドン中がゾンビだらけ”という大ピンチな状況を生き抜くためだけではなく、これまでの最低な毎日から抜け出すために必死に戦う。だからこそジャンルが「ホラーコメディ」なのに、登場人物に強いシンパシーを感じるし、ちょっと泣けてしまうのだ。

UKギャグが大好きな人、ロメロゾンビが好きな人、そして今の僕のような気分の人全てに観てほしい一本。

ちなみに僕一番のお気に入りは、中古のレコードを手裏剣にしてゾンビと戦うときのワンシーン。

「ちゃんと投げるヤツは選べよ!」
『ローゼズの2ndはいいよな?』
「いや俺は好きだからダメ!」
『プリンスは?』
「アホか!」
『じゃあシャーデー』
「よし投げろ」

トマス・H. クック「死の記憶」

死の記憶 (文春文庫)

死の記憶 (文春文庫)

仕事のタスクは消化できなくとも、積読はとにかく消化してしまおうということで、ここ最近はずっと本ばかり読んでいた。

で、今日ひとつ消化。数ヶ月前に古本屋で購入した(と思う)、クックの「死の記憶」。

幼少の頃、父が母・兄・姉を殺して失踪したという記憶を持つ主人公が、ルポライターの女性と共に当時の記憶を復元し、父の謎を紐解いていく…って話。

感想としては、98%まで読んでいる時と、100%読みきった時の感想がまったく変わってしまうというもの(僕はね)。クックの中ではかなり好きかもしれないなー。

さて、残りは8冊。まずは「ヒッチコック映画術」を読みきらねば…。

年末はいつも仕事

[GAME]NDS「風来のシレンDS」

不思議のダンジョン 風来のシレンDS

不思議のダンジョン 風来のシレンDS

そろそろ世間全体が浮き足立つ時期になってきたなあ。街を歩いていると、大通りだけじゃなく裏路地にすらそういう空気が充満しているような気にさせられる。僕はイマイチこの空気に対して居心地が悪くて*1、普段あんまり外に出ない僕が、よりいっそう外にでなくなる時期でもある。

そんな僕がクリスマスに対して喜びを感じるわけがなく、未だかつて誰かに「メリークリスマス!」なんて言葉を発した事はなかったんだけど、ついに今日、その禁を破ってしまった。

テーブルマウンテン22Fで腹ペコで力尽き、風来救助隊に助けを呼ぶときのメッセージ。

「メリークリスマスおヒマな風来人助けてください!」

で、救助してくれた風来人のメッセージ。

「メリークリスマス続きをどうぞ!」

ものすごーく寂しい感じがするけど、実は、ちょっと嬉しかったり。

*1:彼女が居ないからとかではなく。いるので。