Waking Mars (Tiger Style: 2013)
構図、表情、シチュエーション。
とにかく全てがシュールすぎる
"don't forget our youth."
LuftRausers (Vlambeer 2014: PC)
30歳を過ぎ、どこかで誰かが言っていた言葉を最近よく思い出す。
「俺たちは一体、死ぬまでに「待つ」時間をどれだけ過ごすことになるんだろう」
信号待ちはもちろん、注文した食事が運ばれるまでの時間。エロ動画をDL中のプログレスバーを見つめている時間。映画のスキップできないロゴ表示。ホテルで一人、嬢がチャイムを鳴らすのを待つ時間。
そして、ゲームを起動し、ブラウザを開き、低ping,空き人数ありのサーバーを見つけ、joinし、マップデータのロードをし、ゲームを開始するまでの時間。
この間、手元のタブレットでマンガを読んだり、飾られたアクションフィギュアをいじくって時間を潰す。
俺たちは遠くに来てしまった。100円をぶっ込んだら即、自分の世界に入り込めたかつての時代から。
『LUFTRAUSERS』。
このゲームには「何かを待つ」「別の何かを強いられる」という要素は一切無い。起動してからESCキーを押すまでの間、頭の先からしっぽの先まで「純粋なゲーム体験」だけがギッチギチに詰まっている。
『ヴァルハラナイツ3 Gold』。
ドラゴンズクラウン以降、長い間コールドスリープしているVitaに火を入れるつもりで買ってみたはいいものの、ゲームとして見るべきところが一切無かった。無さすぎてむしろ感動すら覚える。
アクション部分のひどさは特に目に余る。正直、このクオリティが許されるのは20年前、フル3Dのアクションゲーム黎明期の時代だけだ。
世間的には「攻めてる!」「トガってる!」と持てはやされているキャバクラ的要素も、確かにあらゆるショップ全てにそういうハブをかませる、というアイデアは面白いし徹底されているとは思うけど、それがゲームの基礎構造と有機的に絡み合っているわけではなく、システムの上にただ覆い被さっているだけ。このキャバクラシステムを「取っ払ってもゲームが成立する」かどうか考えてみたらいい。つまりそういう事だ。
マーヴェラスは良いデベロッパーを抱えているとは思うけど、内作、特ににアクション性の高いゲームは本当に地雷だと改めて肝に銘じた。
ただ一点だけ良い点がある。
いつもは血ヘド吐きながら完成させた開発メンバー全員の手柄を真っ先に横取りするかのように、ゲーム起動一発目で出る不快きわまりない文字列「Yoshifumi Hashimoto」。今回は晒し首状態だったのがとても良かった。
お疲れした。
Darkest Dungeon (Red Hook Studios2014: PC)
『Darkest Dungeon』は極めてオールドスクールなCRPGのターンベース戦闘とローグライクを融合した(との事)シングルプレイ用ダンジョンRPG。現在Kickstarterで寄付募集中。TIG Souceで紹介されていたのを読んで即Backerになった。