“攻めてる”という免罪符

『ヴァルハラナイツ3 Gold』。

ドラゴンズクラウン以降、長い間コールドスリープしているVitaに火を入れるつもりで買ってみたはいいものの、ゲームとして見るべきところが一切無かった。無さすぎてむしろ感動すら覚える。

アクション部分のひどさは特に目に余る。正直、このクオリティが許されるのは20年前、フル3Dのアクションゲーム黎明期の時代だけだ。

世間的には「攻めてる!」「トガってる!」と持てはやされているキャバクラ的要素も、確かにあらゆるショップ全てにそういうハブをかませる、というアイデアは面白いし徹底されているとは思うけど、それがゲームの基礎構造と有機的に絡み合っているわけではなく、システムの上にただ覆い被さっているだけ。このキャバクラシステムを「取っ払ってもゲームが成立する」かどうか考えてみたらいい。つまりそういう事だ。

マーヴェラスは良いデベロッパーを抱えているとは思うけど、内作、特ににアクション性の高いゲームは本当に地雷だと改めて肝に銘じた。

ただ一点だけ良い点がある。

いつもは血ヘド吐きながら完成させた開発メンバー全員の手柄を真っ先に横取りするかのように、ゲーム起動一発目で出る不快きわまりない文字列「Yoshifumi Hashimoto」。今回は晒し首状態だったのがとても良かった。

お疲れした。

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