相原コージ「真・異種格闘大戦」

真・異種格闘大戦 1 (アクションコミックス)

真・異種格闘大戦 1 (アクションコミックス)

今、相原コージといえば、IKKIで近々連載される「さるまん2.0」だが、僕にとってはこの「真・異種格闘大戦」が最高にホットだ。

あらゆる格闘技を制し、頂点に立った「地上最強の男」を”あくまでヒト科最強でしかない”と一笑に伏し、地球上から集められたライオン・ゾウ・トラといった名の通り”異種”を含めたトーナメント戦に誘う場面から始まるこのマンガ。このあまりにも”ありがち”で”誰でも考え付きそう”なシチュエーションにもかかわらず、物凄くアツくて面白い。

とにかく僕が強く惹かれるのが、「誰が勝つか分からない」ところ。マンガにおけるこの手のトーナメント戦ってのは、主役陣が大抵勝つか、または決勝ないし良い所まで善戦するのがセオリーで、いくら危機に陥ってもそういう邪推をしてしまうものだ。だけどこのマンガにはそれがない。何故なら本作には主人公が存在しない。またこのマンガには「トーナメント」以外なにも描かれていない。つまりその場の「戦い」以外で邪推する要素が殆ど無く、だからこそ次がどうなるのか、僕は本当に楽しみなのだ。

登場する動物も前述したライオンやゾウ、トラ・ワニといった順当なメンツもいれば、シマウマやクズリといったトリッキーなヤツもいて、各動物の身体的特徴や事実を基にした試合展開がなによりアツい。

ちなみに今のところ僕が応援しているのはクズリ。是非優勝して欲しいところ!

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