ライフ・アクアティック

 定例のROM出しという修羅場をひとまず通り過ぎ、心地よい疲労感と吐き気(徹夜明けはどうしてもオエってなる)のなか、ボンヤリとこの映画を観てました。

 内容を簡単に説明すると、こんな感じです。

 『ここ数年まったく結果を出していない主人公の海洋学者、ズィスー(ビル・マーレー)。海洋調査の最中、クルーの一人を謎の巨大サメ「ジャガーサメ」に食い殺されてしまう。復讐を誓ったズィスーは、仇であるジャガーサメを殺すため(海洋学者なのに)、仲間を引き連れ広大な海に向かうのであった…。』みたいな感じです。普通の海洋冒険者っぽいですよね。

 ただこの映画、監督がウェス・アンダーソンなんで、なんか全体的に頭のおかしな空気が出まくり。登場人物は四六時中ハッパ吸ってるわ、緊迫するはずの銃撃戦のシーンもやたらモタモタしてギャグなんだか幻覚なんだか良く判らないわ、なぜか初めから終わりまでデヴィッド・ボウイの曲がボサノバで流れっぱなしだわ…。眠い頭も相まって、何度か頭がグラっと来ました。

 でもコレ不思議な事に、エンディングでしっかり泣かせてくれるんですよ!何で泣けるかイマイチ判らないんだけどなぜか泣ける。

 なんていうか、この映画を観て流す涙は、「江頭グラン・ブルー」での江頭2:50を観て流す涙と、きっとおんなじ味だ。

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