2012最初のドラゴン

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年も明けてだいぶ経つけど、あけましておめでとうございます。

今年の仕事の目標としては、しっかりと会社として金を稼ぐこと。良いゲームを作るだけで満足する時代は20代で終わり。社内の立場的に、ほぼ恒久的に1ラインを任されたディレクターになった今、面白いゲームを作るのは当たり前。どれくらい当たり前かというと、コーラを飲んだらゲップが出るくらい当たり前。面白いだけじゃなく、しっかりと売れる/潤う仕事をしていきたい。

話は変わって今年一発目に遊んだゲームは例によってSkyrim。年始めということで、景気の良いスクリーンショットを。

勇ましく天をつくような、巨人のご立派な竜。

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今年で31になります。

The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】

The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】

極私的Game of the Year 2011

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今年は世間的にも自分的にもあまりにも色々なことがあった。今年の初旬から夏前まではディレクションしたゲームの佳境がずっと続き、そのマスター直後、休みほぼゼロからの…別プロジェクトのリードレベルデザイナーになっちゃってヨッシャ!という感じで相当に忙しい一年だった。

と言いつつも、結局今年も結構な数のゲームをプレイしてきたわけで(いっちょ噛み程度のもの含め)、自分のメモも兼ねて、極私的なGame of the Yearをいくつか書いてみたい。

まず今年自分の金でプレイしたゲーム(仕事/フリー/ブラウザゲームを除いた)一覧は以下。

プラットフォーム タイトル名
[3DS] ゼルダの伝説 時のオカリナ3D
[3DS] ひらり桜侍
[3DS] マリオカート7
[DS] Monster Tale
[Dsi Ware] 洞窟物語
[Dsi Ware] Mighty Milky Way
[PC] Starcraft 2
[PC] Duke Nukem Forever
[PC] Dead Island
[PC] Battle Field 3
[PC] The Sims: Pets
[PC] Magicka
[PC] Portal 2
[PC] Voxatron
[PC] Loop Raccord
[PC] King Arthur’s Gold
[PC] One Unit Whole Blood
[PC] Orcs Must Die!
[PC] The Elder Scrolls: Skyrim
[PC] Sid Meier’s Civilization 5
[PC] Killing Floor
[PC] The Chronicles of Riddick:Assault on Dark Athena
[PC] The Ball
[PC] Brink
[PC] Terraria
[PSP] タクティクスオウガ 運命の輪
[PSP] エビコレ+ アマガミ
[PSP] グランナイツヒストリー
[X360] L.A.Noir
[X360] Gears of War 3
[X360] Deus Ex : Human Revolution
[X360] Batman: Arkham City
[X360] Bastion
[X360] ドリームクラブ0
[X360] Dead Space 2
[X360] Fallout :New Vegas -Dead Money-
[X360] Fallout :New Vegas -Honest Hearts-
[X360] Mass Effect 2

(プラットフォーム順。時系列は不同)

ここから自分的に印象深かったゲームをいくつかピックアップしたい。

Portal 2(PC)

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今年は何と言ってもこれに尽きる。2007年のウルトラ大傑作「Portal」の続編ということで、プレイヤーとしても開発としてもリリース前から期待値がすさまじく高かった一本。

しかし、前作の美しすぎるパッケージングが逆に『アレの続編ってどうやんの?』『広がるの?』『ただのマップパックじゃないの?』といった不安があった訳だけど、そのどれもこれもをアッサリと吹き飛ばしてしまう上手すぎる構成に唖然とした。

ゲーム単体で言ってしまえば、ゲームは前作の基本ルールを拡張したもので、イノベーションはほぼ無い、と言っていい。実際各種ゲームメディアの評価もその点が指摘され、GOTYでも順位は奮わなかった。

だけどこのゲームほど、「続編かくあるべし」を体現できたものを少なくとも僕は知らない。それに加えたスクリプトの配置、導線の巧さ。プロップデザインのスキの無さ。キャラクター造形の素晴らしさ。エンディングシークエンスの盛り上がり。イノベーションの薄さを補って余りある”お手本”が鏤められた、初代「Deus Ex」と双璧をなす、僕にとってのマスターピース。

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Bastion(Xbox 360)

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すでに主要メディアでのインディー部門のGOTYを獲りまくっているので、もはや説明不要な傑作アクション。といっても、アクション部分の作りは丁寧だけど言ってしまえば凡庸。武器の種類、攻撃パターンはそこそこ多いけれど、敵の種類は多くなく、戦略のバリエーションも深くはない。実際このゲームが評価されたのは肝心のゲーム部分ではなく、ガワの”世界観”や”シナリオ”、”サウンド”だったりする。オール手描きのフィールドグラフィック、ゲームが進むにつれ登場人物(自分ではない)のモノローグで記されるストーリーと、まるで物語を読んでいるかのような演出が心地良い。また、コンポーザーのDarren Korbが紡ぐ曲がどれも本当に素晴らしい。名実ともに2011年のベストVGMといえる。

僕がこのゲームで一番感心したのは、インディーデベロッパとしてのゲーム作りの巧さ。潤沢ではない資金、少ないヒューマンリソースを最大限生かした構成でこの良作を作りきったこと。ベース部分は小さくオーソドックスに作り、実装が肥大化せず、かつ最大限オリジナリティを出せるアートワーク/スタイルとサウンドにパワーを割いた点。このバランス感覚の良さは純粋に見習いたい。

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King Arthur’s Gold(PC)

KAG

今年に入ってからのMinecraftの大ブレイクによって、まんまのクローンから思想的な派生ソフトが大量に出現したインディーゲーム界隈だったけれど、中でも今後に期待しているタイトルがこれ。PvPの明快なルール、ブロックを掘る/ビルドすることで地形がリアルタイムで変化する多様性、3すくみのクラスシステムと、シンプルながら拡張性の強いシステムが、今後のバージョンアップを楽しみにさせる。

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でもって

最後に、今年買ったはいいけど全くプレイ出来ていないゲーム「To The Moon」のトレーラーを載せて締めたい。

この「To The Moon」、RPGツクールで制作したゲームながら、純粋なシングルプレイADVとして数多の批評家たちを号泣の渦に巻き込んだ大傑作らしく、遊ぶのが楽しみな一本。

以上、それではよいお年を。

Jake Kaufman「Mighty Switch Force OST」

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先日12/22にWayforwardからリリースされたNintendo 3DS向けダウンロードタイトル「Mighty Switch Force」。例によって今作も日本向けニンテンドーeShopでは購入不可。そして僕もまだ北米版3DS本体は未購入なのでプレイできていない訳だけど、一足はやくオリジナルサウンドトラックがBandcamp.comで販売されたので取り急ぎ紹介。

Wayforwardのオリジナルタイトルの例に漏れず、今回もコンポーザはJake Kaufman(a.k.a. virt)。前作「Mighty Milky Way」ではボーカロイド巡音ルカを採用した驚きがあったけれど、今回もまたちょっと趣向を変えている。要所要所に「Mighty~」シリーズの構成・音色を使いつつ、ハウス/ブレイクビーツ/ダブステップを基調にしたフロア寄りのアプローチが目立つ。そしてまたそれがカッコいいんだ。特に#6″Love You Love You Love”のシンガロング感(ボーカルなんかないのに)といったらもうね。

このサウンドトラックは現在、下限なしの言い値で購入可能($0でもDLできる)。ゲームをプレイする障壁はなかなか高いけれど、曲を聴くだけなら誰だって余裕だ。試聴して気に入ったのであれば、対価を払ってぜひDL購入してほしい。

…あーだめだ、無理。オレ北米版本体買うわ!

Link


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Kwakfest

Kwakfest

チョイト一杯のつもりで飲んで「The Elder Scrolls V: Skirym」

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襲いかかるドラゴンを返り討ち。気分よくホワイトランの街まで戻って一杯飲もうと酒場に寄ってみれば、そこの酔っ払いとの飲み比べ勝負を挑まれる。エールをガバガバ飲んでいるうち、酔っ払いが「ワインが水のように湧き出る場所を知っているからちょっと来いや」なんて言うので行ってみると、気づけば知らない祠の中。慌てて地図を開いてみれば、そこは遙か西の果て。女だらけの宗教施設にいたのだった。

解放してくれた修道女からはやんわりと侮蔑されるわ、散らかったゴミを掃除させられるわ、元凶の酔っ払いを探す旅に行かせられるわ。そして言われるがまま捜索の旅に出た瞬間、フロストトロールに撲殺されるわ…。

ここスカイリムではこんな事ばかりが起こる。

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The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】

The Elder Scrolls V : Skyrim 【CEROレーティング「Z」】

PressPopよりマンガ3冊

今僕が一番信頼している出版社「PressPop」にて注文していた3冊が一気に着弾。3冊とも大当たりのシロモノで本当に満足いく買い物であった。

フランク白黒ストーリーズ

フランク白黒ストーリーズ

フランク白黒ストーリーズ

あのF・F・コッポラ監督も愛読しているコミック”フランク”!

ジムから日本のファンへの震災復活応援プレゼント!

サイレント・コミックの金字塔フランクの白黒物語が、日本未発売の長編2作品を含んで1冊にまとまって、ずっしり分厚い448ページのソフトカバーで発売。この価格でジムの摩訶不思議ワールドにドープにトリップできるとは、今年最大のお買い得本です! (日本では未発表の“weathercraft””congress of the animais”含む全17話)

FRANK B&W

アメリカのオルタナ・コミック作家、ジム・ウードリングの代表作。モノクロと独特の描線で作られる画の気持ちよさと、軽快・不条理・皮肉たっぷりの内容が最高。久々に声を出して笑うこともしばしば。日本で近しい漫画家というと、強いて言えば島田虎之介あたりか。

淀川ハートブレイカーズ

淀川ハートブレイカーズ

淀川ハートブレイカーズ

レコードと安い酒と淡い恋。

泥酔の最中に見つける、真理みたいな物。

オール明けDJの背中に浮かぶ哀愁。

そして人々の営みを見守るミラーボール、、、。

これまでWEB「漫画の須田信太郎」他で発表され、音楽愛好家や一部の漫画読みたちの間で秘かに話題を呼んでいた連作漫画が遂に書籍化!!

淀川ハートブレイカーズ

90年代初頭にヤンマガで連載されていた大傑作ロックDJ漫画「江戸川ハートブレイカーズ」の須田信太郎が、原作にキングジョーを迎えた「江戸川~」の精神的続編。テクノやらハウスやらには無い、ロックDJだけが持つ妙なプライドやイジケ、レアグルーヴにかける思いとかそんなごた混ぜの感情とリアリティがぐっちゃぐちゃに弾けて混ざる。僕も3年ほど新宿でロックDJをやっていたので余計に胸に来るわけで。

イルリメの超名曲「トリミング」をフィーチャーした短編”連れてってよ”の素晴らしさと、キングジョーの半自伝”Still Crazy”のこの感じ。30になった僕としても身につまされる。

ゴーストワールド

ゴーストワールド日本語版

ゴーストワールド日本語版

イーニドとレベッカ、親友、ハイティーン、思春期、変化のない日々、近づいてくる大人の世界、そして2人の異なった未来、本当の世界、彼女たちの世界、遠いところ、ゴーストワールド、二人の女の子の物語、、、

お待たせしました!満を持してあのカルト的名作が復活!

世界中の永遠のモラトリアム・ガールズ&ボーイズのバイブル。主人公イーニドはティーンエイジ毒舌クィーン!

大ヒットとなった映画版(スカーレット・ヨハンソン等主演)の原作として2001年の発売。5000部を売り切り長らく絶版状態であった本作が10周年記念ということで増産決定!!

GHOST WORLD 2ND

初版を買えずじまいで延々待っていたところの待望の再プレス。作者はアメリカオルタナ・コミックの星、ダニエル・クロウズ。説明にもあるとおり、ソーラ・バーチとスカーレット・ヨハンソン主演で映像化された。

“現代版ライ麦畑でつかまえて”なんて呼ばれかたもしている本作。親友とのしょうもない会話、近隣の住人への嘲笑や不安、失敗した初体験、進学と別離。それがダニエル・クロウズ特有の気持ち悪さとペーソスでパッケージ。こりゃ確かに名作だわ。