この瞬間が全てを昇華してくれる

ゲーム業界なんてのは、正直言ってヒドい話ばかりの世界だ。少なくとも、まともな会社なんて殆どありはしない。ゾンビのような社員ばかりというのも誇張じゃない。

今日、僕はたまたま↓の記事を見つけて、仕事中だというのに目が熱くなってしまった。

http://cgi.f14.aaacafe.ne.jp/~javaappl/pukiwiki.php?%A5%EC%A5%D3%A5%E5%A1%BC%2F%B8%F8%BC%B0%2F%A5%AA%A5%DA%A5%EC%A1%BC%A5%C6%A5%A3%A5%F3%A5%B0%A5%B5%A5%C3%A5%AB%A1%BC

このプロジェクトは、僕が企画・ディレクターとして参加したごく最近のものだ。正直な話、自分自身のミスや様々なトラブルで、ここ1年の中で本当に辛いものだった。

だけど、↑の記事を見つけた瞬間、その全てが報われたような(傲慢かもしれないが)気がした。感傷的なように思われるかもしれないけど、これは本当のことだ。本当に心から嬉しく、誇らしい気持ちになる。

遊んでくれてありがとうございました。

WIP3OUT

棚の置くから引っ張りだしてきた。久しぶりに遊んでみたが、感覚は殆ど喪失し、壁に衝突しまくる有様。このゲームシリーズは、レースが苦手な僕が自信を持って勝負を挑めるほど上手かったので少し悔しい。これとレッドアリーマーくらいしか得意なゲームが無いっていうのに。

ところで、僕が始めてこのゲーム(第一作目「WIPEOUT」)に触れたのは約9年前。中学三年(だったと思う)だった僕は、友達がPSを買ったというので意気揚々とそいつの家に向かった。そしてそいつの部屋にあったのはリッジレーサーとこれ。当時は「ワイプアウト」なんて見たことも聞いた事もなく、ましてやデザイナーズリパブリックなど知るはずも無い。ただ、その2時間後から明け方まで、僕はそいつの部屋に(半ば強引に)泊り込み、ずっと遊んでしまったのだった。僕のキャリア上、こんな感じでいきなりフルスロットルでドッパマりしたゲームは、これと『天誅』と『ソニック(1)』だけだ。

“A ball bounces. A pin drops. A man falls. Gravity is the glue that binds us to our planet. We are about to apply the solvent which will free our species forever.”

――Pierre Belmondo (Director of European AG Research) speaking at a demonstration of anti-gravity technology, Nevada, April 2035

「ボールは弾み、針は落ち、人間は落下する。私たちを地球にしばりつけている接着剤、それが重力なのです。人類を重力のくびきから、永遠に解き放つ。この問題を解決するため、私達は専心してまいりました。」

――欧州反重力研究所所長 ピエール・ベルモンド 2035年4月、ネバダ州における反重力テクノロジー公開実験にて

これはそのマニュアルの1ページ目に書かれているテキストである。この言葉に、シリーズ全てのコンセプト・テーマ・システム・スタイルが集約されている。

ちなみに、どうやら最新作『Wipeout Pure』がPSP(!)にて発売されるらしい!今までPSPはスルーの予定だったけど、これを聞いたら買うしか!

▼Wipeout Pure E3トレーラー

http://media.psp.ign.com/media/682/682962/vids_1.html?fromint=1

最近生き物飼育キットが乱立している

ようだ。僕が飼育している「HOROHORO」という小さなエビもそうだし、昔からあるカブトエビや、最近では「ハーミーズクラブ」なんていうヤドカリ(!)飼育キットなんてのもある。よもやヤドカリが玩具店で販売されることになろうとは、小学生当時の僕が聞いたら歓喜することだろう(僕がそのくらいの年頃の時、”磯”というスポットにすさまじい魅力を感じていた)。

話は全く変わってしまうが、最近金魚を飼いたくてしかたがない。しかも水槽ではなく、庭先の大瓶に土と水草を入れて、いわゆる「ビオトープ」的な飼い方がしたいのだ。