そういえば今日

 GTA San Andreasがリリースされるはずだ。いくつかSSやトレーラー、CONTINUEの特集記事を読む限り、今回のデキも信じられないくらい良さそうである。

 以前僕がここで書いていたように、今作の舞台は90年代。サントラの内容も気になるところだが(レイジや2PAC等が入っていそうだ)、個人的にはマイキャラのカスタマイズの大幅な強化に注目している。どうやら今作では自キャラの体型が大きく変化するらしい。ピザやドーナッツをバカスカ食って運動しないでいると、どんどんデブになっていくらしい。逆に適度な食事を取りつつ十分な運動をしていると、筋肉質な体が出来上がるという話だ。そして街中を歩いていると、それぞれの体型によって周りの反応が変わるようで、デブだと大笑いされ、マッチョであれば周囲の女が擦り寄ってくるらしい。

…こりゃ、とうとう僕も北米版のPS2を買うことになりそうだな…。

 しかし、日本でゲーム造りを生業としている僕にとっては(現在戦線離脱中ではあるが)、死ぬほど悔しい作品でもある。僕はガンダムオタクでは無いけれど、本作品「San Andreas」がリリースされるにあたって、日本人のクリエイターに言いたくて仕方ない言葉がある。

「立てよ国民!」

FC「ロックマン2」

ワイリーステージの難易度に驚愕。よくもまあ、当時はこんなハードコアな内容に不満も漏らさず狂ったように遊んだものだなあ。ヒートマンのステージなんて、頭のおかしい奴がデザインしたとしか思えない極悪っぷりだった(消えるブロックの「ブォーッ」「ブォーッ」)。まるでマインドシーカーの超能力発動プログラムのようだ。

WIP3OUT

棚の置くから引っ張りだしてきた。久しぶりに遊んでみたが、感覚は殆ど喪失し、壁に衝突しまくる有様。このゲームシリーズは、レースが苦手な僕が自信を持って勝負を挑めるほど上手かったので少し悔しい。これとレッドアリーマーくらいしか得意なゲームが無いっていうのに。

ところで、僕が始めてこのゲーム(第一作目「WIPEOUT」)に触れたのは約9年前。中学三年(だったと思う)だった僕は、友達がPSを買ったというので意気揚々とそいつの家に向かった。そしてそいつの部屋にあったのはリッジレーサーとこれ。当時は「ワイプアウト」なんて見たことも聞いた事もなく、ましてやデザイナーズリパブリックなど知るはずも無い。ただ、その2時間後から明け方まで、僕はそいつの部屋に(半ば強引に)泊り込み、ずっと遊んでしまったのだった。僕のキャリア上、こんな感じでいきなりフルスロットルでドッパマりしたゲームは、これと『天誅』と『ソニック(1)』だけだ。

“A ball bounces. A pin drops. A man falls. Gravity is the glue that binds us to our planet. We are about to apply the solvent which will free our species forever.”

――Pierre Belmondo (Director of European AG Research) speaking at a demonstration of anti-gravity technology, Nevada, April 2035

「ボールは弾み、針は落ち、人間は落下する。私たちを地球にしばりつけている接着剤、それが重力なのです。人類を重力のくびきから、永遠に解き放つ。この問題を解決するため、私達は専心してまいりました。」

――欧州反重力研究所所長 ピエール・ベルモンド 2035年4月、ネバダ州における反重力テクノロジー公開実験にて

これはそのマニュアルの1ページ目に書かれているテキストである。この言葉に、シリーズ全てのコンセプト・テーマ・システム・スタイルが集約されている。

ちなみに、どうやら最新作『Wipeout Pure』がPSP(!)にて発売されるらしい!今までPSPはスルーの予定だったけど、これを聞いたら買うしか!

▼Wipeout Pure E3トレーラー

http://media.psp.ign.com/media/682/682962/vids_1.html?fromint=1