PS2「DEF JAM FIGHT FOR NY」

 超有名レーベル所属のアーティスト&関係者が一同に介し、ストリートファイトを繰り広げる”ある意味”イロモノゲーム。「そもそも何でミュージシャンが格闘すんの?」*1なんてセリフも周りから聞こえてくるほど、一般的なゲームファンからは無視されがちなタイトルです。

 しかしこれ、実はかなり面白いです。

 絵の質感もザラっとしていい雰囲気が出ていますし、バトルステージも「ファイトクラブ」よろしくただギャラリーが配置されているだけでなく、しっかりとゲームに介入してきます。もちろん、格闘ゲームほどの戦略性、深みはないですが、純粋にゲームを楽しめるパワーが満ちています。

 正直、この前に遊んだ「ランブルローズ」*2よりも数十倍面白いです。4人対戦の「Free for All」がとにかく熱い!

 ここに北米マーケットを解くカギがあるのだろうか、なんてバカな事を考えながらも、楽しく遊ばせてもらいました。

*1:まあ、ギャングスタですからね

*2:これがまたヒドかった…。ここまでメチャクチャに作ったゲームも珍しいくらいです。モーションの繋ぎなんて全く無視してるし(指先とかが飛んだりする)、プールの縁に片足だけ残して踏み込むと、地面に平行した状態で体が浮く。売りの一つであるはずの"泥"が素人レベルの出来。「練習で波作ってみました」みたいな感じで。これなら18禁ゲームとして突っ切った方が何倍も良い。買わなくて良かった。


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