GRIP HUSKING BEE ピザ・オブ・デス・レコーズ(D) |
ピザから発売された1st。まだサウンドの多様性はあまりないが、バンドの初期衝動を強く感じることのできる傑作。すでにこの1stの時点で、美しいメロディと詩のクオリティは完成されていて、当時の(あんまり使いたくない言葉だけど)メロコアシーンの中でも突出した存在だった。
自身の故郷である広島の日をうたった#2″8.6″、#3″WALK”が中でも素晴らしい。
「Put On Fresh Paint」LP
PUT ON FRESH PAINT HUSKING BEE 磯部正文 トイズファクトリー |
2ndであるメジャー1stでもある本作は、サウンドのクオリティも向上し、ミドルテンポの曲も増え、音に深みが増している。
ちなみに、前述した女友達が詩を読み、聴いたのが本作の#1″Sing To Me”。また、ビーチボーイズ(ブライアン・ウィルソン)の代表曲”Wouldn’t It Be Nice”のカヴァーも興味深い。
「FOUR COLOR PROBLEM」LP
FOUR COLOR PROBLEM HUSKING BEE Masafumi Isobe Ayako トイズファクトリー |
初めて発表した日本語曲が含まれる、バンド史の転機といえる作品。ファンの間でも最も評価の高い一枚で、バンドの持つ多様性が如実に表れている楽曲群は何度聴いても飽きさせない。
本作から、ギター/ヴォーカルに新メンバーとして平林一哉が加入している。
「The Steady-State Theory」LP
-the steady-state theory- HUSKING BEE トイズファクトリー |
通産4枚目のアルバム。前作から加入した平林の比率が高まり、メインヴォーカルを取る楽曲も増えている。
また、日本語詩による曲も飛躍的に上昇し、バンドの今後の方向性を感じることができる。磯部の作詞能力/言語感覚が爆発的に開花しているのもこの頃から。
「Variandante」LP
variandante HUSKING BEE 磯部正文 平林一哉 トイズファクトリー |
5枚目にして(おそらく)ラストアルバム。本作では収録曲が全て日本語曲になり、3rdからの流れが今作で頂点に達している。ハネ気味のサウンドも心地良く、とてもポップな仕上がりで面白い。
個人的にはあまりピンとこないアルバムだったけど、磯辺の詩の凄さには強い感銘を受けた。もはや詩というよりも呪文だ。
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